行事紹介
新しい年を迎えた小春日和の1月の12日、松尾育英会板橋学生寮にて成人式が行われました。理事長先生や寮長先生、窪野同窓会長をはじめとする育英会事務局・同窓会の皆様にご参列いただき、本年成人を迎える61期の伊藤君、大日方君、坂口君、新里君、高木君、開田君、62期の佐藤君の、計7名の門出を祝しました。
式典では、理事長先生から新成人への祝辞として、『けたはずれ人生』を参考にあげられ、「将来訪れうる困難から逃げることなく正面から向き合い、失敗を恐れず前向きにチャレンジしてほしい」「成功の反対は失敗ではなく、何もしないことだ」とご教示いただきました。窪野同窓会長からは、平成も終わりに近づいている今、過渡期と重なってきた改元の前後に触れつつ、「勉学に勤しみ、松尾寮の精神に則ることで、転換期に対応できるような知力・学力・肉体・精神を鍛えていってほしい」とのご祝辞をいただきました。
在寮生代表の加藤君は、7名の新成人者より一足早く成人を迎えた身として、大人になるという広い観点から、「大人になるということは自分の中だけの変化には収まらず、自分のことを自分で責任をもって決められると社会から認められることでもある」と伝えました。
新成人代表の新里君は、式典の開催に感謝の意を述べた後、「子供と大人との明確な違いが生物的にはないからこそ、責任が一層問われる。成人者としても、松尾育英生としても、日夜努力していきたい」と決意を語りました。
式典後の祝賀会では、賄いの皆さんと寮母さんに用意していただいたおいしい料理をいただきました。しばらくの歓談ののち、新成人者が各々今後の抱負を述べ、決意を新たにしました。新成人者は、今回の式典を機に成人としての在り方について考え直すことができ、いただいた多くの言葉を糧として日々研鑽に努めていくことと思います。