行事紹介

令和6年度 二十歳を祝う会

令和4年4月1日から成年年齢が満18歳に引き下げられたことに伴い、今年度から松尾育英会の成人式を「二十歳を祝う会」と式典名を変更して開催しました。

式典には、理事長先生、寮長先生、同窓会会長、二十歳を迎える寮生の家族の参列をいただき厳粛に開催しました。

寮生を代表し総務委員長から、

二十歳を迎えるということは、自分自身が社会に対して、そして自身の人生に対して、責任を持つ存在となるという意味を持ちます。これまで皆さんは、親や学校、学生寮といったさまざまな支えを受けながら歩んでこられました。それらの支えがあったからこそ、勉学や日々の挑戦に集中することができたのではないでしょうか。今もまさに松尾育英会からのご支援があってこそ、それぞれが将来の目標に向かって励むことができています。その感謝の気持ちは忘れることがあってはならないと思います。

しかし、二十歳を迎えた私たちは、いずれその支えを離れ、自立して社会に向き合う時が来ます。その時には、行動の一つ一つに責任を持たなければなりません。このことは不安を伴うものかもしれません。しかし同時に、それは皆さんが一人の大人として、社会をより良くする力を持つ存在になるということでもあります。

松尾育英会学生寮での日々は、こうした責任を引き受けるための準備期間でもあります。ここでの生活を通じて、皆さんは能力を磨き、困難に立ち向かう精神力を培っています。そして、國三先生の教えでもある“社会への恩返し”という理念を胸に、これからの人生を歩んでいくことでしょう。

二十歳を迎えられた皆さんには、これまで以上に多くの可能性が広がっています。その一歩一歩を大切にしながら、自分らしく、力強く前進していってください。皆さんの今後のご活躍を心より願っております。

との激励の祝辞があり、二十歳を迎えた寮生にとっては、改めて二十歳という区切りの責任の重さを感じるとともに、その責任を背負ってやろうとの強い決意を持てた式典であったことと思います。