行事紹介
昨年に引き続き、日本マナー・プロトコール協会から岡田承子先生をお招きして、社会人として身に着けておくべきマナーを学ぶために、2月3日午後2時から午後5時にかけてマナー教室が学生寮で開催されました。寮生は、本年度1,3年次である60期生と62期生の総勢10名が参加しました。また、職員からは寮長先生、寮監先生、事務局から太田さん、寮母さんが参加してくださいました。
マナー教室では、マナーの本質である相手のことを気遣うという心構えの説明から始まり、基本的な身だしなみのチェックや冠婚葬祭の際におけるふるまいを学んだりしました。また、国際標準マナーとなっているプロトコールの原則、序列の重要性・右上位・答礼・相互主義・異文化尊重・レディーファーストについてのお話を伺いました。
レディーファーストのセッションでは、社交の場で知人の男性に女性を紹介する際の紹介の順序・作法を寮長先生や寮母さんにご協力していただき、寮生がそれぞれ実践してみました。紹介だけでなく握手にも順番があることを知り、最初は戸惑っていた寮生もいましたが、ロールプレイを重ねるにつれ自然な所作を身に着けることができるようになりました。
また、就職活動が始まると行う機会が増える名刺交換についても、寮生間で渡す側・渡される側の役を割り振って動作を確認し合いました。交換の際に心に留めておくポイントの説明を頂き、互いに評価をしていくことで動作が洗練されて行きました。
異文化尊重のセッションでは、グローバル化が進み社会が多様化してきた今日において、国際的な場に出た時に必要とされる国際感覚を養いました。インドネシアから受け入れた研修生のお世話係となった、という具体的な設定を行い、寮生各々が異文化尊重の視点から日常生活で配慮すべきことやスケジュール設定で気を付けるべきことなどを考えを深めました。
今回のマナー教室を通して、寮生が国際的なマナーや社交・ビジネスの場での礼儀作法を習得し、近い将来社会に出る上で必ず身に着けておくべき重要な知識を学ぶことが出来ました。講師を引き受けていただいた岡田先生、どうもありがとうございました。