行事紹介

平成29年度マナー教室

今年度からの初の試みとして、社会人としても基本的なマナーを学ぶことを目的として、10月28日午後2時から5時まで約3時間にわたり、マナー教室が行われました。講師として、日本マナー・プロトコール協会の岡田承子先生をお招きしました。寮生は、在寮4年間に2回のマナー教室を受けることになりますが、初年度は本来の1・3学年に加え、卒業間近の4年生も加わり、総勢十四名の寮生が参加しました。また、職員からは、寮長先生、寮監先生、事務局・太田さん、寮母さんが参加して下さいました。 

 

マナー教室では、印象の大切さを説くことに始まり、初対面の人への挨拶の仕方を練習したり、敬語の使い分けを学んだりしました。また、国際的な場における標準的なマナーである、プロトコールについて、右上位の原則から始まる、さまざまな場における着席の順序についてお話していただきました。レディ・ファーストなど、日本ではあまり浸透していないマナーに関しても、学ばせていただく、よい機会となりました。 

特に、紹介や名刺交換のセッションでは、グループで役割を演じることで、実際の様子を体感することができました。始めは敬語の使い分けや、声をかける順序に決まりのあることに、不慣れな様子も見られましたが、互いの動作を確認し評価し合うことで、寮生が皆、互いの所作を磨くことができました。 

異文化尊重のセッションでは、インドネシアからの研修生を受け入れるという設定の下で配慮すべきことを寮生で話し合い、考えを深めました。その際に、講師の方ご自身の、航空会社で勤務なさっていたときの体験についてお話していただき、文化の差異を実体験から学ぶよい機会となりました。 

今回のマナー教室を通じ、寮生が国際的なマナーを学ぶと同時に、ビジネスや社交の場など、近い将来必ず必要となってくる知識を身につけることができました。講師を引き受けていただいた岡田先生、どうもありがとうございました。