行事紹介
新年を迎え、小春日和の1月13日、松尾育英会板橋学生寮にて成人式が行われました。理事長先生とそのご子息、寮長先生、立川同窓会会長をはじめとする育英会事務局、同窓会の皆様の参列の下、本年成人を迎える六十期の石原君、遠藤君、加藤君、狩屋君、小濱君、土井君、61期の中村君の、計7名の門出を祝しました。
成人式にあたり、理事長先生はお祝いの言葉として、人間として正しい道を歩んでほしいと話されました。昨今の日本人の道徳の欠如を切り口に、「人間としての正しい道は、すぐには利益に結び付かないように思われる。しかし長い目で見れば、信用を得ることにつながる」とご教示くださいました。
立川同窓会会長からは、成人するにあたり権利だけでなく、義務も発生することを取り上げ、「社会の構成員としての義務を果たしてほしい」とご祝辞をいただきました。また、「自分のやりたいことや目標を明確に持ってもらいたい」とも話されました。
在寮生代表の59期松永君は、新成人7名の先輩として、成人とは何かをきっかけに、「20歳になり突然、心身が成長し、成人となることはない。成人となるには、自ら変わろうとすることが必要だ」と伝えました。
新成人代表の土井君は、式典の開催に対し感謝の意を述べた後、「精神道場であるこの学生寮や大学という環境の中で、弛まぬ努力により、成人と呼ばれるにふさわしい人物を目指す」と決意を述べました。
式典後の祝賀会では、賄いの皆さんと寮母さんが用意してくださったおいしい料理をいただきました。しばらくの歓談の後、新成人が一人ずつ成人としての抱負を述べ、決意を新たにしました。新成人寮生は今回の式典を機に、成人としての自覚と責務を持ったことと思います。本式典でいただいた言葉を糧とし、ここ精神道場の場で、ますます鍛錬に励むことでしょう。